ホーム > ダイエット情報局 > クレアチンの効果と飲み方、副作用の真実|科学的根拠まとめ

クレアチン完全ガイド:効果・飲み方・副作用の疑問に答える

「筋トレの効果をもっと高めたい」「瞬発力を上げたい」と考え、クレアチンに興味を持っていませんか?

クレアチンは、国際スポーツ栄養学会(ISSN)[3 (ポジションスタンド, 2017)]など多くの専門機関がその有効性と安全性を認める、科学的に最も効果が証明されているサプリメントの一つです。

しかし、「本当に安全なのか?」「腎臓に負担は?」「抜け毛が増えるって本当?」といった不安の声も耳にします。

この記事は、2025年10月時点の最新の科学的根拠(エビデンス)、特に信頼性の高いメタ分析やシステマティックレビュー[1, 2, 7, 10]に基づき、メディカルライターがクレアチンの効果、正しい飲み方、そして副作用の真実まで徹底的に解説します。

この記事でわかること

  • クレアチンが「高強度の筋力」や「筋肥大」をサポートする科学的根拠
  • 最も効果的でコストパフォーマンスの高いクレアチンの種類と飲み方(ローディング法など)
  • 「いつから効くか」「1日何g飲むべきか」「いつ飲むのがベストか」
  • 「腎機能への影響」や「抜け毛(AGA)」に関する最新の研究結果
  • 初期に「体重が増加する」理由と、それが脂肪ではないこと

60秒でわかる!クレアチン要点まとめ(FAQ)

時間がない方のために、クレアチンの主な疑問点に先にお答えします。

どんな効果があるの?

筋トレやスプリントなど、「高強度・短時間」の運動パフォーマンス(筋力・パワー)を高めます[1 (メタ分析, 2025)]。また、トレーニングと併用することで筋肥大をサポートします[19 (メタ分析, 2022)]。

1日何g飲むべき?

早く効かせたい場合、最初の5〜7日間は1日20g(ローディング期)、その後は1日3〜5g(維持期)を飲みます。ゆっくり始めるなら、最初から毎日3〜5gの継続でもOKです[3]。

いつから効く?

ローディング法なら約1週間、少量継続法なら約3〜4週間で、筋肉内の貯蔵量が最大になる(効果が出始める)目安です[3]。

いつ飲むのがベスト?

「いつ飲むか」より「毎日継続する」ことが最重要です[20]。より効率を高めるなら、インスリン分泌が促される「食後」や「プロテイン・糖質と同時」の摂取が推奨されます[5, 6]。

腎臓に悪い?

健康な成人では、推奨量を守る限り、腎機能に悪影響はないというのが現在の科学的コンセンサスです[7 (メタ分析, 2019)]。ただし、腎疾患の既往がある方は必ず医師に相談してください。

抜け毛(AGA)が増える?

科学的根拠は非常に弱いです。2025年の最新RCT(ランダム化比較試験)[10]でも、抜け毛やDHT(脱毛関連ホルモン)との関連性は否定されています。

クレアチンとは?プロテインとの違いと基本的な役割

クレアチンは、私たちの体内でアルギニン・グリシン・メチオニンといったアミノ酸から合成される物質です[17]。その約95%は筋肉に存在し、高強度の運動時にエネルギーを供給する重要な役割を担っています。

筋肉の「瞬発的なエネルギー源」

筋トレや短距離走など、数秒から数十秒の爆発的な力を発揮する際、筋肉は「ATP」というエネルギー通貨を消費します。クレアチンは、このATPを即座に再供給するための「リン酸」を貯蔵するタンク(ホスホクレアチン:PCr)として機能します[3, 17]。

クレアチンをサプリメントで補う目的は、この筋肉内の「エネルギー貯蔵タンク」を最大まで満たし、高強度運動の持続力やパワーを高めることにあります。

なぜサプリメントで補う必要があるのか?

クレアチンは食事(主に生の肉や魚)からも摂取できますが、その量は限定的です。一般的な食事では1日あたり約1g程度しか摂取できません[15]。

パフォーマンス向上に必要な量(例:1日5g)を食事だけで摂ろうとすると、生のステーキ約1.1kgに相当する量を毎日食べ続ける必要があり、非現実的です[16]。(※食品中のクレアチン含量は部位や調理法によって変動し、一般的に生肉1kgあたり3〜5g程度とされます[15, 16])

プロテインとの違い(役割:エネルギー vs 材料)

しばしば混同されますが、両者の役割は明確に異なります。

  • プロテイン(タンパク質): 筋肉の「材料」。トレーニングで傷ついた筋線維を修復・成長させるために使われます。
  • クレアチン: 筋肉を動かす「エネルギー(燃料)」。高強度のトレーニングを遂行するためのパワーを生み出します。

両者は役割が違うため、どちらか一方ではなく、併用することでトレーニング効果を最大化できます。

この章のポイント

  • クレアチンは筋肉の「瞬発的なエネルギー(ATP)供給」を支える燃料タンクの役割を担う。
  • プロテインが「材料」であるのに対し、クレアチンは「エネルギー」である点が異なる。
  • 食事だけで十分量を摂取するのは難しく(例:5g=生肉1.1kg相当)、サプリメントが効率的である。

【結論】クレアチンに期待できる科学的根拠(エビデンス)のある効果

クレアチンは、スポーツ栄養学において最も多くの研究が行われてきた成分の一つです。近年の信頼性の高い研究(メタ分析)でも、その効果が一貫して支持されています。

効果①:高強度トレーニングのパフォーマンス向上(筋力・瞬発力アップ)

クレアチンの最も確立された効果は、高強度・短時間の運動パフォーマンス向上です。

2025年に行われた69件のランダム化比較試験(RCT、総参加者1,937名)を含む大規模なメタ分析[1 (メタ分析, 2025)]では、クレアチン摂取がベンチプレスやスクワットなどの最大筋力(1RM)や、ジャンプ力・スプリント能力(パワー)を統計的に有意に増加させたと結論付けています。

また、2024年の別のメタ分析[2 (メタ分析, 2024)]では、レジスタンストレーニングとクレアチンを併用したグループは、上肢で平均+4.4kg、下肢で平均+11.4kg、プラセボ(偽薬)グループよりも最大挙上重量(1RM)が大きく増加したことが報告されています。

効果②:トレーニングによる筋肥大のサポート

クレアチンは「飲むだけで筋肉がつく」魔法の薬ではありません。しかし、レジスタンストレーニングと組み合わせることで、筋肥大を強力にサポートするというエビデンスが蓄積しています。

2022年のメタ分析[19 (メタ分析, 2022)]では、クレアチン摂取が除脂肪体重(LBM)の増加をサポートすることが示されています。

このメカニズムは、主に以下の2点と考えられています。

  1. トレーニングの質向上(間接的効果): 上述の通り、クレアチンがエネルギー供給を高めることで、より重い重量を扱えたり、より多くの回数をこなせたりします。この「トレーニング総負荷量の増加」が、筋肥大の強力なシグナルとなります[1, 2]。
  2. 細胞の膨化(直接的効果): クレアチンは筋肉細胞内に水分を引き込む性質があります(細胞内水分増加)[3, 21]。この細胞の「水和(膨らみ)」自体が、筋タンパク質の合成を促進し、分解を抑制するシグナルとして働く可能性が示唆されています[3]。

(コラム)認知機能や脳の健康への可能性

近年、クレアチンは筋肉だけでなく脳のエネルギー代謝にも重要であることから、認知機能への影響も研究されています。

2018年のシステマティックレビュー[22]では、特に健康な人において睡眠不足時や複雑な課題をこなす際の短期記憶や推論能力の改善が一部で報告されています。ただし、その効果は一貫性が限定的であり、現時点ではスポーツパフォーマンスへの効果が主要なターゲットと言えます。

この章のポイント

  • クレアチンは、最大筋力やスプリント能力といった「高強度・短時間」のパフォーマンスを有意に向上させることが、最新のメタ分析[1, 2]で確認されている。
  • 「飲むだけで筋肉がつく」のではなく、トレーニングの質を高めること(間接効果)と、筋細胞の水和(直接効果)を通じて、筋肥大をサポートする。

クレアチンはいつから効く?効果実感までの期間

クレアチンは、筋肉内の貯蔵タンクが満タン(飽和)になって初めて効果を発揮します。効果実感までの期間は、飲み方によって異なります[3]。

  • ローディング法の場合: 約5〜7日
    1日20gの大量摂取(ローディング)を行うことで、筋肉内のクレアチンレベルを急速に飽和させます。
  • 少量継続法の場合: 約3〜4週間
    1日3〜5gの少量摂取を続けると、筋肉内レベルはゆっくりと上昇し、飽和までに約3〜4週間かかります。

「いつから効くか」を最優先するならローディング法が適していますが、最終的に得られる効果(筋肉内貯蔵量)はどちらの方法でも同じです。

クレアチンの正しい飲み方:1日何g?ローディングは必要?

クレアチンの効果を最大限に引き出すには、適切なプロトコルで摂取することが重要です。

飲み方パターンA:ローディング法(早く効かせたい人向け|5–7日間)

これは、体内の貯蔵量を急速に満たすための標準的な方法です[3]。

  • ローディング期 (5〜7日間): 1日あたり合計20gを摂取します。一度に20g摂るとお腹を下す可能性があるため、「5gを1日4回」(例:朝食後、昼食後、トレーニング後、夕食後)のように分けて摂取するのが一般的です。
  • 維持期 (ローディング終了後): 1日3〜5gを継続して摂取します。

<7日間ローディング計画(例)>

摂取タイミング1回量1日合計
1〜7日目朝食後、昼食後、トレ後、夕食後5g20g
8日目以降好きなタイミング(例:トレ後)3–5g3–5g

飲み方パターンB:少量継続法(ゆっくり始めたい人向け|3–5g/日)

ローディングを行わず、少量を継続する方法です[3]。

  • 摂取方法: 1日3〜5gを毎日継続して摂取します。
  • 効果実感まで: 筋肉内が飽和状態になるまで約3〜4週間かかりますが、胃腸への負担が少なく、コストも抑えられます。

<体重別 摂取目安(参考)>一般的に、維持期は1日3〜5gの固定量でほとんどの人に十分です[3]。より厳密な計算が必要なアスリート向けに「体重1kgあたり0.05g〜0.1g」という指標が使われることもありますが、まずは3〜5gから始めることが推奨されます。

体重維持期の目安(3–5g固定)参考 (体重×0.05g)
60kg3–5g3.0g
70kg3–5g3.5g
80kg3–5g4.0g
90kg3–5g4.5g

クレアチンは「モノハイドレート」一択で良い?他形態との比較

クレアチンには様々な形態(HCL、エチルエステル、ナイトレートなど)が販売されていますが、結論から言えば、「クレアチン・モノハイドレート」を選べば間違いありません[3, 4]。

<クレアチン形態の比較>

形態モノハイドレート (標準)HCL (塩酸塩)エチルエステル 等
研究実績◎ 圧倒的に最多△ 少ない△ 少ない
有効性◎ 確立× モノハイドレートを上回る証拠なし× モノハイドレートより劣る可能性[4]
安全性◎ 確立◯ 概ね安全とされるが長期データ不足△ 不明瞭
コスト◎ 安価× 高価× 高価
総合評価強く推奨推奨しない推奨しない

研究実績、有効性、安全性、コストパフォーマンスの全ての面で、「モノハイドレート」が他の形態を上回る、あるいは同等であることが示されています[4]。

飲むタイミングはいつがベスト?食後・プロテイン同時が推奨される理由

クレアチンの摂取タイミングに関して、最も重要なのは「トレーニングの直前・直後」よりも「毎日欠かさず継続して飲む」ことです[3, 20 (レビュー, 2022)]。

クレアチンは即効性のある薬ではなく、筋肉内に日々蓄積されて効果を発揮する(ストック型)サプリメントだからです。

効率を高めるなら「インスリン」を活用

ただし、より効率的な蓄積を目指す上で、以下のタイミングが推奨されることがあります。

  • 糖質(炭水化物)やタンパク質と同時に摂取する:
    古典的な研究ではありますが、約100gの糖質[5]、あるいは糖質(約50g)+タンパク質(約50g)[6]と同時にクレアチンを摂取すると、インスリンの作用により筋肉へのクレアチンの取り込みが促進される(保持率が25%〜60%増加する)可能性が示されています。

シーン別・実践的な摂取タイミング例

  • トレーニングのある日: トレーニング後のプロテインシェイクや食事(糖質を含む)と一緒に飲む。
  • トレーニングのない日: いずれかの食事(朝食後など)と一緒に飲む。
  • ローディング期(5g×4回): 朝食後、昼食後、トレーニング後(または間食)、夕食後に分けて飲む。

この章のポイント

  • 種類は、研究実績・効果・コスト全ての面で「クレアチン・モノハイドレート」が推奨される。
  • 飲み方は「ローディング法(早く効かせたい)」か「少量継続法(ゆっくり)」を選ぶ。
  • タイミングは「いつ飲むか」より「毎日継続する」ことが最重要。食後や糖質・プロテインとの同時摂取が、筋内への蓄積を助ける可能性がある。

クレアチンの副作用と安全性:「よくある誤解」を科学的に検証

クレアチンは、適切に使用すれば非常に安全性の高いサプリメントですが、いくつかの誤解や懸念が存在します。ここでは、読者の皆様が抱きやすい疑問について、科学的な見解を解説します。

「水太り」と体重増加の正体|何kg増える?いつまで続く?

事実ですが、これは主に「筋肉内の水分増加」によるもので、脂肪ではありません。

クレアチン摂取の初期段階(数日〜数週間)で、数百g〜数kgの体重増加が見られるのは典型的な反応です[3, 21]。これはクレアチンが筋肉細胞内に水分を引き込む性質(細胞内水和)によるもので、むしろ効果が出ている証拠とも言えます。

この初期の水分増加は、前述の通り筋肥大のシグナルにもなり得ます[3]。中長期的には、トレーニングの質向上に伴う「筋肥大(筋肉量そのものの増加)」が体重増加に寄与していきます。

腎臓に負担がかかる?健康な人への影響

健康な人であれば、推奨量を守る限り、腎機能に悪影響はない、というのが現在の科学的コンセンサスです。

これはクレアチンに関する最も大きな誤解の一つです。

  • 2019年のメタ分析[7 (メタ分析, 2019)]では、クレアチン摂取が腎機能の各指標(BUN、クレアチニン、尿素など)に有意な悪化をもたらさなかったと報告されています。
  • 2023年のレビュー[8]や国際スポーツ栄養学会(ISSN)[3]も、推奨量の摂取は健康な成人の腎機能に害を及ぼさないという見解で一致しています。

(注意喚起)ただし、すでに腎機能障害や腎疾患の既往がある方、あるいは腎毒性のリスクがある薬剤を服用中の方は、安全性のデータが不足しているため、使用前に必ず医師や薬剤師にご相談ください[7, 8]。

抜け毛(AGA)が増える?【2025年最新RCTの結果】[10]

現在のところ、クレアチン摂取が抜け毛やAGA(男性型脱毛症)を直接引き起こす、あるいは悪化させるという科学的根拠は非常に弱いです。

この懸念は、2009年の小規模な研究[9]が発端ですが、「毛髪そのもの」は測定されていませんでした。

むしろ、2021年の包括的な総説[11 (総説, 2021)]では、クレアチンと抜け毛の因果関係を「支持しない」と結論付けています。さらに、2025年に発表された12週間のランダム化比較試験(RCT)[10 (RCT, 2025)]では、クレアチンを摂取したグループとプラセボグループの間で、DHT(脱毛関連ホルモン)レベルや毛髪の太さ・密度に有意な差は見られなかったと報告されています。

現時点では、クレアチンと抜け毛の関連性を過度に心配する必要は低いと考えられます。

女性や高齢者が飲んでも大丈夫?

女性や高齢者にも安全であり、有益な効果が報告されています。

  • 女性: 2024年や2025年のシステマティックレビュー[12]によると、女性の安全性は概ね良好であると報告されています。筋力向上やパフォーマンスサポートが期待できます。摂取初期の水分貯留による「むくみ感」は起こり得ますが、一時的な生理反応です。
  • 高齢者: レジスタンストレーニングとクレアチンを併用することで、筋力低下(サルコペニア)対策として筋力や除脂肪体重の改善に役立つことがメタ分析で示されています[13 (メタ分析, 2014)]。

クレアチンに関する「その他の疑問」(FAQ)

飲み忘れたらどうする? 倍量飲むべき?

いいえ、倍量飲む必要はありません。飲み忘れに気づいた時点で通常量(3〜5g)を摂取するか、その日はスキップして翌日から通常通り再開してください。重要なのは1〜2日の抜けより、長期的な継続です。

消化器系の不調(下痢など)が起きる?

一度に大量摂取(例:10g以上)したり、溶け残りが多い場合に起こり得ます[3]。対策として、ローディング期は「5g×4回」のように分割して摂取する、十分に水に溶かす、食後に摂取することが有効です。

ドーピング(禁止薬物)ではない?

いいえ、ドーピングではありません。クレアチンはWADA(世界アンチ・ドーピング機構)の禁止物質リストには含まれておらず、ISSN[3]でも「合法的で有効」と明確に位置付けられています。多くのトップアスリートが合法的に使用しています。

まとめ:クレアチンはこんな人におすすめ

クレアチンは、その有効性と安全性が数多くの質の高い研究によって裏付けられている、最も信頼できるサプリメントの一つです。

この記事で解説した通り、クレアチンは筋肉内のエネルギー供給を増強することで、高強度の筋力トレーニングやスプリント能力を向上させ、長期的な筋肥大をサポートします[1, 2, 19]。

<クレアチンはこんな人におすすめ>

  • ウェイトリフティングやパワーリフティングで最大筋力を高めたい人
  • 筋トレの質を高め、筋肥大を加速させたい人
  • 短距離走、ジャンプ系競技、格闘技など、瞬発的なパワーが必要なアスリート
  • 高齢者の方で、レジスタンストレーニングと併用して筋力維持・向上を目指す人[13]

<摂取を慎重に検討すべき人>

  • すでに腎機能に疾患があると診断されている方(医師への相談が必須)[7, 8]
  • 体重増加(水分)が競技パフォーマンスに不利に働く可能性がある、極端な体重管理が必要な競技のアスリート(例:軽量級格闘家など)

「腎臓への負担」や「抜け毛」といった懸念事項も、最新の科学的根拠[7, 10, 11]によれば、そのリスクは非常に低い、あるいは否定されています。

正しい知識に基づき、クレアチン・モノハイドレートを適切な方法(ローディング法または少量継続法)で安全に活用し、あなたのトレーニング効果を最大化しましょう。


【免責事項】

この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスに代わるものではありません。持病のある方(特に腎機能に関する疾患)、妊娠中・授乳中の方、その他健康に不安のある方、あるいはすでに薬剤を服用中の方は、サプリメントの使用に関して必ず事前に医師、薬剤師、または管理栄養士にご相談ください。


【参考文献】

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末岡 啓吾

末岡 啓吾

パーソナルトレーニングジム「PriGym」代表トレーナー。
博士(理学)・NSCA認定トレーナー・パワーリフティング元日本記録保持者。
科学と実践の両軸で、一人ひとりの成長を支えます。