ホーム > ダイエット情報局 > 【科学でわかる】プロバイオティクスとは?|効果・ヨーグルト・サプリまで解説

【科学でわかる】プロバイオティクスとは?効果・ヨーグルト・サプリまで専門家が徹底解説

「最近よく聞くプロバイオティクス。便秘や肌荒れに効果があるって本当?」「サプリやヨーグルト、種類が多すぎて選べない…」

そんなあなたの疑問に、科学的根拠(エビデンス)を基にわかりやすくお答えします。この記事を読めば、プロバイオティクスの真実と、あなたに合った賢い付き合い方がわかります。

この記事でわかること 📝

  • プロバイオティクスの本当の意味と、よく似た「プレバイオティクス」との明確な違い
  • お腹の調子、ダイエット、美肌…巷で言われる様々な効果の、科学的な信頼度と境界線
  • なぜ「誰にでも効く」わけではないのか?自分に合う菌を見つけるために知るべき2つの原則
  • 市販のヨーグルトやサプリメントを賢く選ぶための、具体的なチェックポイント
  • プロバイオティクスを始める前に必ず確認すべき安全性と、特に注意が必要なケース

この記事は2025年11月4日時点の科学的知見に基づいています。


第1章:1分でわかる!プロバイオティクスって何?

まずは基本から押さえましょう。言葉は聞いたことがあっても、正確な意味は意外と知られていません。

1-1. 体に良い働きをする「生きた微生物」

プロバイオティクスとは、国際的な定義で「十分な量を摂取したときに、宿主(私たちのこと)に健康上の利益をもたらす生きた微生物」とされています[1, Hill 2014]。

簡単に言えば、「私たちの体にとって良い働きをしてくれる、生きた善玉菌」のこと。ヨーグルトや納豆に含まれる特定のビフィズス菌や乳酸菌、納豆菌などがこれにあたります。

1-2. 【コラム】間違いやすい用語を整理!

プロバイオティクスと一緒に語られることが多い、似た言葉との違いを整理しておきましょう。

  • プロバイオティクス (Probiotics)生きた菌そのもの。腸内で良い働きをする微生物[1]。
  • プレバイオティクス (Prebiotics):プロバイオティクスの「エサ」。善玉菌に選択的に利用され、健康に良い影響をもたらす物質(オリゴ糖など)[2]。
  • シンバイオティクス (Synbiotics):プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせた「菌とエサのセット」[3]。
  • ポストバイオティクス (Postbiotics)死菌や菌の産生物。生きた菌とは異なりますが、これらにも健康への良い働きが報告されています[4]。

【この章のポイント】💡

  • プロバイオティクスは「生きた善玉菌」そのものを指します。
  • 菌のエサとなる「プレバイオティクス」や、死菌である「ポストバイオティクス」とは区別して理解しましょう。

第2章:【効果の真偽】科学的根拠から見るプロバイオティクスの実力

ここからは、皆さんが最も知りたい「効果」について、科学的な視点で解説します。

研究では、急性下痢や抗菌薬関連下痢、乳幼児のアトピー性皮膚炎など一部の領域で有用性が示唆されていますが、その他の多くの症状・疾患については強固なエビデンスはまだ不足しており、製品や人による差が大きい点に留意が必要です。

2-1. 主な効果の科学的信頼度(まとめ)

効果の大きさや科学的な確からしさは、目的によって大きく異なります。

目的主な対象効果の目安(代表的な研究より)科学的信頼度(目安)
抗生物質関連下痢 (AAD) 予防成人リスクが約37%低下 (RR 0.63) [6]中~高
機能性便秘の改善成人排便回数・便性の改善 (小~中等度) [5]
C. difficile 感染性下痢 (CDI) 予防成人・小児RR≈0.40とのメタ解析[7]もあるが、主要ガイドラインは推奨せず[23, 24]低~中
アトピー性皮膚炎 予防高リスクの妊婦・乳児可能性あり(条件付き推奨) [9]極めて低い
減量 (体重・BMI)過体重・肥満者ごく小さい (-0.6kg程度) [8]低~中

(RR=相対リスク。1.0で「差がない」ことを示し、0.63は「リスクが37%低い」ことを意味します)

2-2. 【科学的根拠が比較的豊富な効果】整腸作用(便秘・下痢)

プロバイオティクスの研究で、科学的根拠が比較的しっかりしているのが「整腸作用」です。

  • 便秘への効果: 上記の表[5]の通り、成人の機能性便秘に対する2022年のメタ分析では、プロバイオティクス(特にB. lactis)の摂取が、プラセボ(偽薬)と比較して排便回数を増やし、便の硬さを改善させることが報告されています。
  • 下痢への効果: 抗生物質を飲むと腸内細菌が乱れて下痢をすることがあります。
    • AAD (一般的な下痢): 最新のメタ分析では、成人がプロバイオティクスを摂取することでAADの発症リスクが有意に低下すること(リスク約37%低下)が示されています[6]。
    • CDI (C. difficile 関連下痢): 発症リスクが約60%低下した(相対リスク 0.40)とするコクラン・レビュー[7]も報告されていますが、米国消化器病学会(ACG)や米国感染症学会(IDSA)の2021年ガイドラインでは、CDI予防目的でのプロバイオティクス使用は推奨されていません[23, 24]。

これらの結果は、特定の菌株(例:LGG菌、Saccharomyces boulardiiなど)を中心に示されています。

2-3. 【効果は限定的・研究途上の領域】ダイエット・美肌効果

期待の大きいダイエットや美肌への効果は、より慎重な理解が必要です。

  • ダイエット効果: 「飲めば痩せる」という考えは、残念ながら過度な期待です。複数の研究をまとめた分析[8]では、プロバイオティクス摂取による体重や体脂肪の減少効果は「ごくわずか」と結論付けられています。つまり、「ダイエットの主役」にするには力不足と考えるのが現実的です。
  • 肌への効果: への効果は、特定の状況下での研究が中心です。
    • アトピー性皮膚炎: 発症リスクが高い家系の妊婦さんや乳児が摂取することでの「予防」効果が、世界アレルギー機関(WAO)から「条件付き(エビデンスの確実性は極めて低い)」として推奨されています[9]。
    • ニキビ: 標準治療(外用薬など)が基本です。2024年の米国皮膚科学会(AAD)ガイドラインは標準治療を中心に構成されており、プロバイオティクスは推奨治療の中核には位置づけられていません。まずは標準治療を優先しましょう[25]。

2-4. 効果は「菌の種類」と「人との相性」で決まる

プロバイオティクスの効果を語る上で最も重要なのが、「誰にでも効くわけではない」という事実です。

  1. 菌株特異性: 「ビフィズス菌」という大きなくくりが同じでも、その下の「BB536株」や「LKM512株」といった「菌株」レベルで働きが全く異なります。「お腹の調子を整える」と報告されている菌株が、アレルギーに良いとは限らないのです[11]。※近年、乳酸菌の分類学が見直され[12]、製品ラベルの菌名表記が変わることがあります(例:Lactobacillus rhamnosusLacticaseibacillus rhamnosus)。菌自体は同じなので、以前と名前が違っても心配ありません。
  2. 宿主特異性: 摂取した菌が効果を発揮できるかは、受け入れる側の腸内環境に大きく左右されます。もともと住んでいる腸内細菌の種類や食生活、年齢、体質によって、効果の出方が人それぞれ異なるのです[11]。

2-5. 【コラム:その他の症状への効果】IBS・乳児疝痛・ピロリ菌除去の補助

  • 過敏性腸症候群 (IBS)
    • 効果の方向性: 腹痛や膨満感など症状全般の改善可能性。
    • 根拠の質と対象: 研究間の不一致が大きく、例えば米国消化器病学会(ACG)の2021年ガイドラインでは、IBSに対するプロバイオティクスの使用を推奨しない(弱い推奨)としており[13]、主要なガイドラインで一律の使用推奨には至っていません。
  • 乳児疝痛(夜泣き)
    • 効果の方向性: 泣いている時間の短縮。
    • 根拠の質と対象: 特定の菌株(L. reuteri DSM 17938)において、主に母乳栄養児を対象とした複数の報告があります。
  • ピロリ菌除去の補助
    • 効果の方向性: 標準治療による下痢などの副作用を減らし、除菌率をわずかに向上させる可能性。
    • 根拠の質と対象: 標準治療を受ける成人を対象とした、多くのメタ分析で示唆されています。

【この章のポイント】💡

  • プロバイオティクスの効果は、「整腸作用」に関する科学的根拠が最も豊富です。
  • ダイエットや美肌への効果は限定的。過度な期待はせず、補助的な役割と捉えましょう。
  • 効果は「どの菌株か」と「誰の体か」に大きく依存することを忘れないでください。

第3章:プロバイオティクスの賢い摂り方|食品とサプリ

では、どうやってプロバイオティクスを生活に取り入れれば良いのでしょうか。

3-1. まずは食生活から!プロバイオティクスが豊富な食品

基本は日々の食事です。以下の食品を意識してみましょう[20]。

  • ヨーグルト、乳酸菌飲料
  • 納豆
  • 味噌、ぬか漬けなどの発酵食品
  • 一部のナチュラルチーズ(ナチュラルチーズには生菌が残る場合がある一方、プロセスチーズは製造時の加熱工程で生きた菌はほとんど残りません)

【選び方の注意点】

  • 発酵していても生菌ゼロ?: 味噌汁のように加熱調理したり、製造工程で加熱殺菌されたりした食品には、生きた菌が残っていない場合があります。「要冷蔵」「生きた菌」「菌株名」といった表示を確認しましょう。
  • 「トクホ」と「機能性表示食品」の違い: これらは国の制度ですが、中身は異なります[21]。
制度名国の審査表示内容の根拠マーク
特定保健用食品(トクホ)あり(個別審査)国が有効性と安全性を評価あり
機能性表示食品なし事業者が科学的根拠を評価し、届け出るなし

機能性表示食品は国の審査がなく、事業者の責任で届け出る制度です。表示を参考にしつつ、消費者庁のデータベースで詳細を確認するのも一手です。

3-2. サプリメントを上手に活用する

サプリは、特定の菌株を効率的に摂りたい場合に便利です。

  • 菌株名の明記: 「乳酸菌」だけでなく、「Lactobacillus gasseri SBT2055」のように菌株名まで書かれているか[14, 15]。
  • 生菌か、それ以外か: “プロバイオティクス”は定義上「生きた微生物」を指します[1]。死菌や菌由来成分は「ポストバイオティクス」などと呼ばれ[4]、期待できる作用や科学的根拠は別物です。製品の目的を理解して区別しましょう。
  • 菌数 (CFU) とその保証: CFUは“多ければよい”ではなく、菌株と目的によって最適域が異なります。製品を選ぶ際は、菌数が「製造時」だけでなく「賞味期限(使用期限)まで保証」されているかを確認することが、品質を見極める上で大切なポイントです[14]。

3-3. いつ飲むのが効果的?

研究からは、胃酸の影響が少ない食事の直前、または食事と一緒に摂ると、菌の生存率が高まる可能性が示唆されています[16]。抗菌薬関連下痢(AAD)の予防目的では、抗菌薬の服用開始から48時間以内にプロバイオティクスを開始する方が効果が出やすいとの系統的レビュー報告もあります[14]。

3-4. 【重要】知っておきたい品質・安全のチェックポイント(差し替え反映)

  • 抗菌薬(抗生物質)との間隔: 細菌由来のプロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌など)は、抗菌薬と同時に飲むと菌が死んでしまう可能性があるため、同時摂取は避け製品ラベルや医療者の指示に従って摂取時間をずらしましょう。公的レビューでは「抗菌薬開始から2日(48時間)以内にプロバイオティクスを開始」した場合に予防効果が示された報告があります[14]。また、臨床現場の一部プロトコルでは「抗菌薬の2時間前後にずらす」運用が採用されることもあります(地域の指針や医療者の指示に従ってください)。なお、酵母由来のプロバイオティクス(例:Saccharomyces boulardii)は抗菌薬の影響を受けにくいとされています。いずれにせよ、製品の添付文書や主治医・薬剤師の指示を必ず優先してください。
  • 保管方法: 「要冷蔵」の製品は必ず冷蔵庫へ。冷蔵指示のない凍結乾燥製品の場合は、高温多湿を避けた涼しい場所での保管が基本です。製品ごとの指示に従いましょう。

【この章のポイント】💡

  • まずは食品から。ただし「発酵食品でも加熱すれば生菌はいない」など注意点も理解しましょう。
  • 「トクホ」と「機能性表示食品」は国の審査の有無が大きく異なります。
  • サプリを選ぶなら、「菌株名」「菌数保証」「保管方法」の3つは最低限チェックしたいポイントです。

第4章:【FAQ】プロバイオティクスのよくある質問と注意点

Q1. プロバイオティクスを摂ったら、逆に便秘になりました。なぜですか?

A. 腸内細菌のバランスが変化する過程で、一時的にガスが増えたり、お腹の調子が変わったりすることがあります[14]。多くは続けるうちにおさまりますが、症状が続く場合は、その製品があなたの体質に合っていない可能性も考えられます。

Q2. ダイエット目的で摂りたいのですが、おすすめは?

A. プロバイオティクス単体でのダイエット効果は限定的です[8]。食事や運動の補助として考え、「BMIが高めの方の体脂肪を減らすのを助ける」といった機能性表示食品を試す場合も、過度な期待は禁物です。

Q3. 効果はどのくらいで実感できますか?

A. 個人差が非常に大きいため、まずは自分に合うかを見極める期間が必要です[22]。

【効果を確かめるための3ステップ】
  1. ステップ1:継続する
    まずは最低でも2~4週間、同じ製品を毎日続けてみましょう。
  2. ステップ2:記録する
    その間の排便回数や便の状態(ブリストルスケールなど)、お腹の張りといった体調の変化を簡単にメモします。
  3. ステップ3:評価する
    期間を終えて、記録を見返してみましょう。良い変化がなければ、その製品は合わないのかもしれません。中止や別の製品への切り替えを検討しましょう。

Q4. 摂取を絶対に避けるべき、または特に注意すべき人はいますか?

A. はい。非常に重要です。健康な方が適切に使う分には安全とされていますが、以下の方は自己判断での摂取は絶対に避け、必ず主治医に相談してください。

  • 重症な方: 集中治療室(ICU)に入院中の方、重症急性膵炎の方(PROPATRIA試験で死亡率増加が報告[17])、免疫機能が極度に低下している方。
  • 医療器具を使用中の方: 中心静脈カテーテル(CVC)を留置中の方は、S. boulardiiによる血流感染(真菌血症)のリスクが報告されているため、特に注意が必要です[18]。
  • その他: 大きな手術の前後、未熟児など。

さらに、米国では、FDA(食品医薬品局)はプロバイオティクスに病気の治療や予防といった健康強調表示を認めていません。未熟児への投与で、製品に含まれる微生物による重篤・致死的な感染症のリスクがあるとして2023年に医療者向けに警告が出されています[19]。基礎疾患のある方、免疫機能が低下している方、未熟児などは特に自己判断での使用を避け、必ず専門家に相談してください。

【この章のポイント】💡

  • 効果の実感には2~4週間ほどの継続が目安。体調を記録して自分に合うか見極めましょう。
  • 最も大切なのは安全性です。重い病気の方や免疫が低下している方は、自己判断は絶対にせず、必ず専門家に相談してください。

まとめ:プロバイオティクスは「賢く付き合う」応援団

プロバイオティクスは、私たちの腸を支える「応援団」のような存在です。しかし、あらゆる不調を解決する魔法の薬ではありません。

  • 最も期待できるのは整腸作用
  • ダイエットや美肌効果は過度な期待をしない
  • 効果は「菌株」と「自分の体質」次第で、万能ではない

ご自身の体と対話しながら、健康習慣の一つとしてプロバイオティクスと上手に付き合っていきましょう。もし試した製品が体質に合わないと感じた場合は、別の菌株の製品に切り替えてみる、あるいはプレバイオティクス(善玉菌のエサ)を増やすという異なるアプローチを試すなど、多角的な視点を持つことも大切です。


免責事項

この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスに代わるものではありません。持病のある方、妊娠中の方、その他健康に不安のある方は、必ず事前に医師や管理栄養士にご相談ください。


参考文献リスト

[1] Hill C, Guarner F, Reid G, Gibson GR, Merenstein DJ, Pot B, et al. Expert consensus document: The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics consensus statement on the scope and appropriate use of the term probiotic. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2014;11(8):506–514. https://doi.org/10.1038/nrgastro.2014.66

[2] Gibson GR, Hutkins R, Sanders ME, Prescott SL, Reimer RA, Salminen SJ, et al. Expert consensus document: The ISAPP consensus statement on the definition and scope of prebiotics. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2017;14(8):491–502. https://doi.org/10.1038/nrgastro.2017.75

[3] Swanson KS, Gibson GR, Hutkins R, Reimer RA, Reid G, Verbeke K, et al. The ISAPP consensus statement on the definition and scope of synbiotics. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2020;17(11):687–701. https://doi.org/10.1038/s41575-020-0344-2

[4] Salminen S, Collado MC, Endo A, Hill C, Lebeer S, Quigley EMM, et al. The ISAPP consensus statement on the definition and scope of postbiotics. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2021;18(9):649–667. https://doi.org/10.1038/s41575-021-00440-6

[5] van der Schoot S, Kiefte-de Jong JC, Vinke PC, van den Heuvel EGHM, de Vries JHM, Weijs PJM, et al. The effect of probiotics on functional constipation in adults: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Clinical Nutrition. 2022;41(12):2759–2777. https://doi.org/10.1016/j.clnu.2022.08.015

[6] Goodman AM, De-Hayr L, Smith L, Kaakoush NO, Jenabian M-A, Brierley SM, et al. The effectiveness of probiotics in preventing antibiotic-associated diarrhoea in adults: A systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ Open. 2021;11(5):e043054. https://doi.org/10.1136/bmjopen-2020-043054

[7] Goldenberg JZ, Yap C, Lytvyn L, Lo CK-F, Beardsley J, Mertz D, et al. Probiotics for the prevention of Clostridium difficile-associated diarrhea in adults and children. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2017;12:CD006095. https://doi.org/10.1002/14651858.CD006095.pub4

[8] Borgeraas H, Johnson LK, Skattebu J, Hertel JK, Hjelmesaeth J. Effects of probiotics on body weight, body mass index, fat mass and fat percentage in subjects with overweight or obesity: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Obesity Reviews. 2018;19(2):219–232. https://doi.org/10.1111/obr.12626

[9] Fiocchi A, Pawankar R, Cuello-Garcia C, Ahn K, Al-Hammadi S, Agarwal A, et al. World Allergy Organization–McMaster University Guidelines for Allergic Disease Prevention (GLAD-P): Probiotics. World Allergy Organization Journal. 2018;11(1):4. https://doi.org/10.1186/s40413-017-0183-0

[10] Yu Y, Dunaway S, Champer J, Kim J, Alikhan A. Changing our microbiome: Probiotics in dermatology. British Journal of Dermatology. 2020;182(1):39–46. https://doi.org/10.1111/bjd.18088

[11] Suez J, Zmora N, Segal E, Elinav E. The pros, cons, and many unknowns of probiotics. Nature Medicine. 2019;25(5):716–729. https://doi.org/10.1038/s41591-019-0439-x

[12] Zheng J, Wittouck S, Salvetti E, Franz CMAP, Harris HMB, Mattarelli P, et al. A taxonomic note on the genus Lactobacillus: Proposal of twenty-five genera for the genus Lactobacillus. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. 2020;70(4):2782–2858. https://doi.org/10.1099/ijsem.0.004107

[13] Lacy BE, Pimentel M, Brenner DM, Chey WD, Keefer LA, Long MD, et al. ACG Clinical Guideline: Management of irritable bowel syndrome. American Journal of Gastroenterology. 2021;116(1):17–44. https://doi.org/10.14309/ajg.0000000000001036

[14] National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Probiotics: Fact Sheet for Health Professionals. Updated 2025. Accessed 2025 Nov 4. Available at: https://ods.od.nih.gov/factsheets/Probiotics-HealthProfessional/

[15] 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所. 「健康食品」の安全性・有効性情報:プロバイオティクス. Accessed 2025 Nov 4. Available at: https://hfnet.nibn.go.jp/

[16] Tompkins TA, Mainville I, Arcand Y. The impact of meal on a probiotic strain survival through the gastrointestinal tract. Beneficial Microbes. 2011;2(4):295–303. https://doi.org/10.3920/BM2011.0022

[17] Besselink MGH, van Santvoort HC, Buskens E, Boermeester MA, van Goor H, Timmerman HM, et al. Probiotic prophylaxis in predicted severe acute pancreatitis: A randomised, double-blind, placebo-controlled trial. The Lancet. 2008;371(9613):651–659. https://doi.org/10.1016/S0140-6736(08)60640-7

[18] Rannikko A, et al. Saccharomyces boulardii fungemia after probiotic treatment in immunocompetent patient. Emerging Infectious Diseases. 2021;27(8):2253–2255. https://doi.org/10.3201/eid2708.210018

[19] U.S. Food and Drug Administration (FDA). Letter to Health Care Providers: Probiotic Products—Increased risk of invasive disease in preterm infants. 2023 Oct 26. Accessed 2025 Nov 4. Available at: https://www.fda.gov/media/172974/download

[20] 厚生労働省(健康日本21アクション支援システム). e-ヘルスネット:乳酸菌(用語解説). Accessed 2025 Nov 4. Available at: https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/food/ye-026.html

[21] 消費者庁. 機能性表示食品の届出情報検索. Accessed 2025 Nov 4. Available at: https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search/

[22] Ford AC, Quigley EMM, Lacy BE, Lembo AJ, Saito YA, Schiller L, et al. Efficacy of prebiotics, probiotics, and synbiotics in irritable bowel syndrome and chronic idiopathic constipation: Systematic review and meta-analysis. American Journal of Gastroenterology. 2014;109(10):1547–1561. https://doi.org/10.1038/ajg.2014.202

[23] Kelly CR, Fischer M, Allegretti JR, LaPlante K, Stewart DB, Limketkai BN, et al. ACG Clinical Guideline: Prevention, diagnosis, and treatment of Clostridioides difficile infections. American Journal of Gastroenterology. 2021;116(6):1124–1147. https://doi.org/10.14309/ajg.0000000000001278

[24] Johnson S, Lavergne V, Skinner AM, Gonzales-Luna AJ, Garey KW, Kelly CP, et al. Clinical Practice Guideline by the Infectious Diseases Society of America (IDSA) and Society for Healthcare Epidemiology of America (SHEA): 2021 Focused update on management of Clostridioides difficile infection in adults. Clinical Infectious Diseases. 2021;73(5):e1029–e1044. https://doi.org/10.1093/cid/ciab549

[25] Reynolds RV, Yeung H, Cheng CE, Cook-Bolden F, Desai SR, Druby KM, et al. Guidelines of care for the management of acne vulgaris. Journal of the American Academy of Dermatology. 2024;90(5):1006.e1–1006.e30. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2023.12.017

末岡 啓吾

末岡 啓吾

パーソナルトレーニングジム「PriGym」代表トレーナー。
博士(理学)・NSCA認定トレーナー・パワーリフティング元日本記録保持者。
科学と実践の両軸で、一人ひとりの成長を支えます。