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フィトケミカルの「本当」とは? その効果・種類と、サプリより「食べ物」が重要な理由
この記事でわかること
- フィトケミカル(ファイトケミカル)の科学的な定義と、ビタミンとの違い
- ポリフェノールやリコピンなど、代表的なフィトケミカルの種類と含まれる食べ物(一覧表)
- 「抗酸化作用」への期待と、サプリメント摂取に関する科学的な「分かっていること」「分かっていないこと」
- フィトケミカルと賢く付き合うための実践的な3つの行動(食事法・調理法)
- この記事は2025年11月時点の最新情報に基づいています
専門的な内容も出てきますが、難しい部分はかっこ内で簡単に説明しているので、気軽に読み進めてみてください。
フィトケミカルとは? 話題の「抗酸化作用」の正体と、知っておきたい前提
「フィトケミカル(ファイトケミカル)」という言葉を、健康に関心のある方なら耳にしたことがあるかもしれません。「抗酸化作用が体に良い」といったイメージが強いのではないでしょうか [1, 4]。
フィトケミカルとは、植物が紫外線や害虫などから自らを守るために作り出す、色や香り、苦味などの成分(生理活性物質)のことです [1, 2]。
ここで非常に重要な前提が2つあります。
1. 必須栄養素ではない
フィトケミカルは、私たちが生きていく上で不可欠な「必須栄養素」とは区別されます。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどの必須栄養素は、不足すると欠乏症を引き起こすため、国が「食事摂取基準」などで目安量や推奨量を設定しています [15]。一方、フィトケミカルは非必須成分であり、現在のところ「日本人の食事摂取基準(2025年版)」においても推奨量などは設定されていません [15]。
2. 「食品」と「成分」の研究は区別が必要
「フィトケミカルが健康に良い」という研究の多くは、特定の成分を抽出したものではなく、「野菜や果物」をまるごと(ホールフードとして)食べた場合を調査した観察研究(人々の生活習慣を長期間追跡する研究)に基づいています [13, 14]。
この記事では、科学的な誠実さを最優先し、現時点で「分かっていること(期待できること)」と「まだ分かっていないこと(サプリなどへの過度な期待)」を明確に区別して解説していきます。
この章のポイント
- フィトケミカルは植物由来の色や香りの成分で、必須栄養素(ビタミン等)ではない。
- 日本の食事摂取基準(2025年版)では、フィトケミカルの推奨量は設定されていない。
- 「野菜・果物の摂取」と「特定成分のサプリ摂取」の効果は、科学的に分けて考える必要がある。
フィトケミカルの種類と多く含む食品一覧
フィトケミカルには数千もの種類があるとされていますが [1]、ここでは代表的な分類と、それらを多く含む食べ物を紹介します。
ポリフェノール類
植物が光合成を行う際などに作られる成分の総称で、非常に多くの種類があります。
- カテキン: 緑茶 [1, 9]
- イソフラボン: 大豆、大豆製品 [1, 18]
- アントシアニン: ブルーベリー、ナス、赤シソなど(紫や赤色の色素) [1]
カロテノイド類
緑黄色野菜などに含まれる、赤色や黄色の色素成分です [1, 2]。
- リコピン: トマト、スイカなど(赤色の色素) [2, 7]
- β-カロテン: ニンジン、カボチャ、ホウレンソウなど(体内でビタミンAに変換されるものもある) [1, 2]
含硫化合物
ニンニクなどの持つ、特有のツンとした香りや辛味の成分です [3]。
- アリシン: ニンニク [3, 8]
- (※玉ねぎに含まれるのは主に催涙成分であり、アリシンとは異なる硫黄化合物です)
代表的なフィトケミカルと食品一覧
「結局、何を食べれば良いの?」という疑問に答えるため、代表的なフィトケミカルを一覧表にまとめました。
| 分類 | 代表的なフィトケミカル | 色(目安) | 多く含む食品例 | 手軽なとり方・調理のヒント |
|---|---|---|---|---|
| ポリフェノール | イソフラボン | 黄・薄茶 | 大豆、豆腐、納豆、豆乳 | 1日1回、豆腐や納豆をプラスする。 |
| カテキン | 緑 | 緑茶 | 食事中や食後のお茶を緑茶にする。 | |
| アントシアニン | 紫・赤 | ブルーベリー、ナス、紫キャベツ | ヨーグルトに冷凍ベリーを足す。 | |
| カロテノイド | リコピン | 赤 | トマト、トマトジュース、スイカ | 油と一緒に調理する(炒める、ドレッシング)。加熱(ソース)もOK。 |
| β-カロテン | 橙・濃緑 | ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ | 油を使った炒め物や、温野菜サラダ(ドレッシング)で。 | |
| 含硫化合物 | アリシン | 白 | ニンニク | 刻んだりすりおろしたりして細胞を壊す。加熱は短時間で。 |
※表に関する注記:玉ねぎも硫黄化合物を含みますが、主な成分はアリシンとは異なる催涙成分(propanethial S-oxideなど)です。アリシンの主要な供給源はニンニクです。
この章のポイント
- フィトケミカルは「ポリフェノール類」「カロテノイド類」「含硫化合物」などに大別される。
- 緑茶のカテキン、大豆のイソフラボン、トマトのリコピンなどが代表例。
- アリシンの代表はニンニクであり、玉ねぎの催涙成分とは区別される。
- 上記の「一覧表」を参考に、様々な色の食品をバランスよく摂ることが重要。
「フィトケミカルが病気を治す」は本当か? サプリメントの前に知るべきこと
特定のフィトケミカルをサプリで効率よく摂れば、がんや心血管疾患などの予防に繋がるのではないか、と期待する声もあります。しかし、科学的な現実はそう単純ではありません。
分かっていること
- 基礎研究レベル: 試験管内(in vitro)や動物実験のレベルでは、多くのフィトケミカルに抗酸化作用や抗炎症作用が確認されています [1, 4]。
- 観察研究レベル: 「野菜や果物を多く食べる人」は、心血管疾患や総死亡のリスクが低い、という関連性を示す質の高い観察研究(人々の生活習慣を長期間追跡する研究)の報告は多数あります [13, 14]。
「食品」と「サプリメント」の決定的な違い
ここで、「野菜をたくさん食べること」と「サプリメントで特定成分を摂ること」の違いを整理します。
| 項目 | 食品(野菜・果物など) | サプリメント |
|---|---|---|
| 含まれる成分 | フィトケミカル+ビタミン+ミネラル+食物繊維などがセット | 特定成分のみを高濃度で含むことが多い |
| エビデンス | 「たくさん食べる人は病気が少ない」などの観察研究が多数 | 特定疾患の予防効果は限定的/未確立 |
| リスク | 食べ過ぎ以外のリスクは比較的少ない | 高用量で肝障害などの有害事象が報告されたものも |
| おすすめ度 | 毎日のベースとして「優先」 | 必要性や安全性を専門家と相談しながら検討 |
分かっていないこと・注意すべきリスク
上記の通り、「食品」での研究結果が、そのまま「フィトケミカル サプリ」の効果を意味するわけではない、という点が重要です。
1. サプリメントの有効性(効果)は限定的
現時点では、緑茶カテキンやリコピンなどのフィトケミカルをサプリで単独摂取しても、『がんや心血管疾患をはっきり予防できた』といえる質の高い臨床試験(RCT:薬や食品の効果を厳密に試す研究)はごく少数にとどまっています [9, 17, 22, 23]。
- 例えば、緑茶のがん予防効果に関する2020年のコクランレビューでは「証拠は未確立」と結論されています [9]。
- また、トマトに含まれるリコピンのサプリメントについても、近年のメタ解析(複数の研究結果を統計的に統合した分析)において、前立腺がんの指標(PSA値:血液検査で測定される数値)を改善する一貫した効果は示されていません [17]。
- 米国FDA(食品医薬品局)も、緑茶やトマト・リコピンとがん予防に関する強い健康強調表示(ヘルスクレーム)を承認していません。科学的根拠が『まだ限定的』であると明記した上でのみ許可される表示(Qualified Health Claim = QHC)が一部許可されているに過ぎません [19, 20]。
- (例:トマトやトマトソース(通常食品)には限定的なQHCが許可されていますが、リコピン単体のサプリメントのがん予防に関するQHCは根拠不十分として不許可となっています[20]。また、緑茶のQHCは「がん予防の可能性は極めて低い」といった否定的な文言付きでのみ許可されているのが実情です[19]。)
2. 高濃度摂取のリスク(有害事象)
むしろ、特定の成分を高濃度で摂取することにはリスクも指摘されています。「体に良い」はずの成分が、特定の条件下では逆効果になることがあるのです。
- β-カロテンの例: 1990年代に行われた有名な大規模臨床試験(ATBC研究、CARET研究)では、喫煙者がβ-カロテンのサプリメントを摂取したところ、肺がんのリスクが逆に増加したという衝撃的な結果が報告されました [10, 11]。
- 緑茶カテキンの例: 欧州食品安全機関(EFSA)は2018年に、緑茶カテキンのサプリメントを高用量で摂取した場合の肝障害リスクについて注意喚起を行っています(具体的には、EGCGとして1日800mg以上の摂取でリスクが懸念されています)[16]。
これらの事実は、「抗酸化物質=常に体に良い」という単純な図式が成り立たないことを示しています。
私たちが目指すべきは、効果や安全性が不確かな特定の「成分(サプリ)」を追いかけることではなく、多様なフィトケミカルを含む「食品(ホールフード)」として、バランスよく食卓に取り入れることです [13, 14]。
この章のポイント
- 野菜・果物を多く食べることの健康効果(観察研究)と、特定成分のサプリの効果(介入研究)は別問題である。
- 主要な疾患予防(がん・心血管)に対する特定フィトケミカルサプリの有効性は、現時点で確立されていない。
- β-カロテン(喫煙者)や高用量緑茶カテキン(EGCG 800mg/日以上)のように、サプリによる高濃度摂取は予期せぬ健康リスクを招く可能性もある。
結論:フィトケミカルと賢く付き合うための「3つの行動」
科学的根拠(エビデンス)を踏まえ、私たちがフィトケミカルと賢く付き合っていくために、今日から実践できる具体的な行動を3つ提案します。
1. サプリメントより「食事」を最優先にする
最も重要かつ安全な方法は、サプリメントではなく「食品」から多様なフィトケミカルを摂取することです。野菜や果物には、特定の成分だけでなく、食物繊維や他のビタミン、ミネラルなど、互いに影響し合う多くの栄養素がバランスよく含まれています [13, 14]。
2. 「カラフル」な食卓を意識する
フィトケミカルは「色」の成分であることが多いため、「カラフルな食卓」を意識することは、多様なフィトケミカルを自然に摂取するための簡単な戦略になります。
例えば、赤(トマト=リコピン)、橙(ニンジン=β-カロテン)、緑(ホウレンソウ、緑茶=カテキン)、紫(ブルーベリー=アントシアニン)、白(ニンニク=アリシン)、黄(大豆=イソフラボン)など、日々の食事に「あと一色」を足すことを心がけてみましょう [1, 2, 3]。
3. 吸収を高める「調理法」を工夫する
フィトケミカルの種類によっては、調理法で吸収率が変わることが知られています。
- 脂質と一緒に(カロテノイド): リコピンやβ-カロテンなどのカロテノイドは脂溶性(油に溶けやすい)です。油を使った調理(炒める)や、ドレッシング、ナッツ、アボカド、卵など適度な脂質と一緒に摂ることで、生で食べるよりも吸収率が高まることが報告されています [5, 6, 7, 24, 25]。
- 熱に注意(含硫化合物): 一方で、ニンニクのアリシンなどは熱に不安定な側面もあります [8]。ニンニクは刻んだりすりおろしたりして細胞を壊し、少し時間を置いてから調理に使う(加熱は短時間にする)といった工夫も考えられます。
ここまで読んでくださった時点で、あなたはもう「サプリだけに頼らない」大切な一歩を踏出しています。これら3つの行動も、完璧を目指す必要はありません。まずは『今日の食事に一色だけ足してみる』。その小さな選択が、数年後・数十年後のあなたの体を支える一歩となります。
この章のポイント
- 特定のサプリに頼るのではなく、野菜、果物、豆類などの「ホールフード(食品全体)」から摂取することが基本。
- 赤・緑・黄・紫など「カラフルな」食品を選ぶことで、多様なフィトケミカルを自然に摂取できる。
- リコピンなどは油や加熱で吸収率が上がる一方、アリシンなどは熱に弱い性質があり、調理の工夫が役立つ。
よくある質問:フィトケミカルQ&A (FAQ)
最後に、フィトケミカルに関してよく寄せられる疑問について、科学的な視点からお答えします。
成分によるので、「生と加熱を両方とる」のが賢明です。一概には言えません。前述の通り、ニンニクのアリシンなどは熱に不安定なものもあります [8]。一方で、トマトのリコピンなどは、加熱加工(トマトジュースやソース)することで細胞壁が壊れ、むしろ体内への吸収率が高まるという報告があります [7]。生で食べること、加熱すること、どちらにもメリットがあります。様々な調理法でバランスよく食べることが大切です。
特定のサプリを“これが正解”と推奨できる科学的根拠は、現時点ではありません。本記事でお伝えした通り、特定の疾患予防を目的として、特定のフィトケミカル サプリを推奨する強力な科学的根拠(エビデンス)は、現時点では確立していません [9, 12, 22, 23]。むしろ、一部のサプリメント(喫煙者のβ-カロテンなど)では有害な結果も報告されています [10, 11]。健康維持の基本は、サプリメントではなく、多様な食品からのバランスの取れた食事です。もしサプリメントの利用を検討する場合は、過度な期待をせず、必ずかかりつけの医師や薬剤師、管理栄養士にご相談ください。
いいえ。「多ければ多いほど良い」わけではなく、バランスが重要です。「抗酸化=善」というイメージは単純化されすぎています。私たちの体内では、活性酸素(ROS)が細胞間のシグナル伝達など、重要な生理的役割も担っています。実際に、運動によって適度な酸化ストレスがかかることが、健康増進効果(インスリン感受性の改善など)に重要である可能性が示されていますが、高用量の抗酸化サプリメントが、その運動による有益な適応を妨げてしまう可能性を指摘した臨床研究もあります [21]。何事も「バランス」が重要であり、抗酸化物質も多ければ多いほど良い、というわけではありません。
はい、工夫次第でとることは可能です。「色」で選ぶことをお勧めします。例えば、コンビニであれば「緑黄色野菜のサラダ(赤・緑・橙)」「豆腐(黄)」「トマトジュース(赤)」「緑茶(緑)」などを組み合わせることで、多様なフィトケミカルを補うことができます。外食でも、野菜の小鉢を追加したり、具だくさんのメニューを選んだりすることを意識してみてください。
油の「種類」と「量」に気をつければ、過度に心配する必要はありません。
カロテノイドの吸収を高めるには、ある程度の脂質が必要です。研究によれば、以下の食品を適量一緒に摂ることで吸収率が大幅に高まることが示されています [5, 6, 24, 25]。
- 卵
- アボカド
- ナッツ類
- ドレッシングなどのオイル
ダイエット中であっても、良質な脂質は体に必要な栄養素です。ノンオイルにこだわるよりも、適量の脂質で野菜の栄養吸収を高める方が、長期的な健康には有益な場合があります。かけすぎ・使いすぎに注意すれば、太ることを過度に心配する必要はありません。
一般的な目安はありますが、「今よりプラス1皿」から始めるのが現実的です。厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、野菜は1日350g以上、果物は1日200g程度が目標とされています [26]。しかし、いきなり完璧を目指す必要はありません。まずは「いつもの食事に、野菜の小鉢を1皿足してみる」「おやつを果物に変えてみる」など、できることから始めることが大切です。(目安として、野菜は両手に山盛り1杯、果物は1日200g程度(例:みかん2個、またはリンゴ中サイズ半分程度)をイメージしてみてください。)
ジュースでの大量摂取は注意が必要ですが、「丸ごとの果物」は適量なら有益です。果物には確かに糖質も含まれますが、それ以上にビタミン、ミネラル、食物繊維、そしてフィトケミカルが豊富に含まれています。これらが組み合わsることで、糖の吸収も穏やかになります。ジュースやシロップ漬けではなく、「丸ごと(ホールフード)」として、1日200g程度(例:みかん2個、またはリンゴ中サイズ半分程度)を目安に摂ることをお勧めします。
この章のポイント
- フィトケミカルは、加熱で吸収率が上がるもの(リコピン)と、不安定になるもの(アリシン)がある。
- 疾患予防を目的とした特定のサプリメント推奨は、科学的根拠が不十分であり、食事からの摂取が原則。
- 「抗酸化」は常に有益とは限らず、過剰摂取は運動効果を妨げる可能性もあり、バランスが重要。
- コンビニでも「カラフルな」食品(サラダ、豆腐、お茶)を組み合わせることで摂取可能。
- ダイエット中でも、吸収を高めるための「適量の脂質」は有用。
- まずは「今より野菜を1皿増やす」ことから始め、果物も「丸ごと」適量摂ることが推奨される。
ご利用にあたっての注意点
この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスに代わるものではありません。持病のある方、妊娠中の方、その他健康に不安のある方、あるいはサプリメントの摂取を検討されている方は、必ず事前に医師、薬剤師、または管理栄養士にご相談ください。
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